シルクは見た目が美しく機能的にも優れていることから、古くから衣料素材として愛用されてきました。最近では化粧品や食品の分野への応用も進んでいます。特に注目されているのがシルクの中のセリシンという成分。もともとシルクまゆ(繭)から糸を取る過程で捨てられていましたが、シルク工場ではたらく工員さんの手がいつまでもみずみずしくシミ、シワが少ない艶やかな状態を保っていることから注目され、様々な研究結果を通じて有用なはたらきが究明されています。
美白の妨げとなる皮膚の色素沈着。皮膚に日があたると紫外線によるダメージを防ぐためにメラニン色素が作られます。このメラニン色素がシミやそばかすの原因となっています。メラニン色素はチロシナーゼという酵素のはたらきで生成されますので、チロシナーゼのはたらきを阻害する物質を皮膚に与えれば、日焼けによるシミやそばかすが抑えられます。セリシンはそれ自体が紫外線をカットすることが知られていますが、さらにチロシナーゼの悪いはたらきも阻害するダブル効果が注目されています。
セリシンは保湿にすぐれた化粧品素材としておなじみのヒアルロン酸やコラーゲンとよく比べられます。実際にセリシンを化粧品素材として利用するときにもっとも実感されるのは、しっとり感と言われています。化粧品用の保湿剤には水酸基、アミノ基、カルボキシル基など分子中にたくさんの親水基をもっている物質が利用されますが、セリシンには水酸基がもっとも多く含まれています。特に最近はBSEなどの問題によって動物由来の化粧品素材が敬遠される中で、古くから使われているシルクまゆ(繭)の成分であるセリシンは安全で安心して使える天然素材として脚光を浴びています。
近年、オゾン層破壊によって地表に照射される紫外線量の増加が問題になっています。日常生活で紫外線を浴びると活性酸素が皮脂にはたらいてメラニン色素だけでなく過酸化脂肪の生成も促進されてしまいます。生成された過酸化脂肪は皮膚の老化を進めシワをつくる原因となります。こうした老化を防ぐ上からも化粧品の抗酸化機能は重要な役割を担っていますが、セリシン、特に笹繭から抽出したセリシンにはフラボノールをはじめとする強力な抗酸化作用をもつ成分が多く含まれ、うれしい肌年齢を維持するはたらきが期待されています。
●この豆知識は独立行政法人農畜産業振興機構の公表記事から一部引用してご紹介しています。
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※シルクミルクのまゆ(繭)は熱殺菌を施した天然のまゆ(繭)です。商品により、まゆ(繭)一粒一粒の形状、色、大きさが異なりますのでご了承下さい。
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